おひさしぶりの猫君記事の更新です。
ある日猫君が突然に動けなくなり前庭障害というものになりました。
前庭障害とは:耳のあたりに前庭という気管があってそれが頭の位置を正常に保ったり体のバランスを維持するという役割をしているのですが、この前庭になんらかの異常が生じ、平衡感覚が保てなくなる病気です
この記事はこのような方におすすめ
- 10歳以上の老猫がいる方
- 前庭障害の状態を知りたい方
特発性前庭症候群 当日
おだやかな糖尿病生活をしていたのですが先日帰宅後
ドアをあけると猫くんが振り向きざまに動かなくなっていて私の時間も止まりました。
振り向こうという感じでどうもうごけないらしいのです。
猫君自身も「あれ?あれ?」みたいな感じで様子からすると先ほど突然なってしまった状態のようでした。
こんな突然にこんなことがおこるんだ・・とショック
涙涙でもう逝ってしまうのか、との恐怖。こんなにもさみしいのか、こんなにもつらいのかとただ涙があふれてきました。
医者にいったら安楽死をすすめられるのではないかと怖くてその日はいけませんでした。病院嫌いの猫君が病院で死ぬなんて絶対嫌!!
できたら私の腕の中か日常の生活の中眠るようにいってほしい
その日はもう猫君と過ごすのが最後の時なのかとずっと一緒にいていつものように一緒に寝ました。
ご飯もたべれないし水も飲めないし・・動けないので粗相してしまうのですがしかたないです。
濡れた私の服はかえてベットの下には防水パットをいれてタオルをおいてその夜は寝ました。
横にいる猫君が愛しくて愛しくてたまりませんでした。
あとどれくらいの猫君との時間が私にあたえられているのだろうと。
なにげない日常がこんなにも愛しいかったんだ。。と気が付きました。
特発性前庭症候群 1日目
翌日は少し気をとりなおして現状把握、なにがおきてるのかネットで調べました。
どうやら前庭障害(Vestibule disease)というもので老猫や犬、うさぎやハムスターなどもなるらしいとのこと。
症状はある日突然平衡感覚がおかしくなり立っていられなくなったり写真の猫君のように頭が傾いたり右まわりに回る行動をとったりします。
目の視点があわなくなることもあるとのことでしたが猫君はあってました。
原因は脳や神経系の異常でなることもあるけど多くは不明
治療法は対処療法 日常生活の補佐。
通常は2-3日で自然にゆっくり回復してきて3-4週間くらいで元にもどるらしいです。
★外部の耳の炎症がこの症状を引き起こしたりすることもあるようですがその場合は薬でなおるようです。
この日は猫君は動けないのでご飯やトイレのとこまで連れて行ったり数時間毎に姿勢をかえてあげるなどの介護。
ちょっと歩けるようになるとその辺で転んだりぶつかったりするとのことであわててアマゾンでリハビリ部屋やスペアトイレ、ベットを購入
今日は猫君がおきたら姿勢をかえたり移動してトイレやご飯、いつもその時間にいる場所に連れて行きました。
できるだけ「いつもの日常を再現」です。
この日はたまたま仕事も休みだったので介護と情報収集に専念できました。
特発性前庭症候群 2日目
ちょっとこころなし良くなったような気がしたので医者に行く勇気がでました。
そして朝電話して昼前には医者に到着(当日診察してくれて助かりました)
この状態の猫君はほっておけないので仕事は休みました。
ドクターがいうには
とのこと・・
血液検査、尿検査、身体検査、とくに異常なし
といっても糖尿病としてはなので血糖は猫君怒っているので高いし、肝臓数値もいいわけではないですけどね。
慢性腎不全に2年以内になる確率高いと結果には書かれていました。85%の老猫はこの病気になるらしいですね(😿)
とくに出来ることがないというのがわかって帰宅。
診察費は368ドルでした。
寝てる時の猫君👆❤
特発性前庭症候群 3日目
まだ曲がってます。昨日よりよくなったかな?と思いましたがあまり変わってませんでした。
基本自力でうごくことは難しい感じです。
今日は息子が休みなので彼に介護を任せました。
このようにメモをかきやることを説明!不安ながらも彼もいちを大人なので(23歳)任せることにしました。
頼らないと成長もしないと思ったので・・
その間私は仕事にいき上司や上司のボスなどに今の状況や今後休みをとることがあるもしれないことなどを伝えました。
アメリカは「たかが猫」という反応はあまりないです。
そういう反応をする人もいると思いますが私の上司たちは「じゃ、しかたないね」といった感じでした。
ホッ・・
在宅の仕事とかしないといけないのかな・・とか考え始めましたね。
特発性前庭症候群 4日目
ああ、自力で食べれるようになった!!(嬉し涙)
ああ、トイレも自力でできるようになった!!(嬉し涙)
まだよたついてるけど動けるようになってきました。
ここまでくれば希望が見えます。
今日も仕事を休み介護ですがずいぶん楽になりました。
よたよたしてるのでベットにいてもまだ自力で降りれるほどは回復していない、ほっておいたら落ちるといった感じです。
なので猫君のそばにいて彼がおきたら彼を床におろして食事場やトイレまでつれていく感じです。
ちょっとゲージやなにかないと一人にするのは危ない感じですね。
もう少し動けるようになったらゲージのなかでお留守番ができそうです。
後日購入したケージがきました。なかなか大きくてよさそうです色んなサイズがありますが私は一番大きいサイズ(61"L x 61"W x 30"H)を購入しました($89.99)
👇アマゾンUSに飛びます。
猫君回復してきてほんとよかった・・ほんと嬉しい・・
特発性前庭症候群 5日目
自力でなんとか動けるようになりました。
なんとベットにものぼれるようになりビックリ!(うれしい)
下りるときはちょっと心配なので私がおろしてました。
この日は息子が介護担当(私は仕事)
前回ほど大変ではないだろうと「排泄の記録と水や食事をとれるだけあげて」と伝えて仕事にいきました。
仕事の休み時間に電話で様子を聞いた時は「ご飯はたべるけど水もあまり飲んでないしトイレもいってない」と不安になる回答・・
仕事から帰ってくると猫君安心するのかご飯をモリモリ食べだすしトイレもいきはじめました。
猫君の気持ちの問題でもあるのかな?と感情的な猫なのかなと思いました。
特発性前庭症候群 6日目
首の位置も気が付かないくらい戻ってきました。
トイレも自分で歩いていけるようになり、ご飯も水も自分で(首の位置もほぼ戻りました)とれるようになりました。
とりあえず普通に生活できるくらいに回復しました!!!!
ここまでくるのに約一週間かかりました。4日目あたりから回復の速度が速くなったように思います。
回復には個人差があると思いますが誰かの何かの役に立つかも、と思いここに猫君の例をお伝えしました。